【YouTube】
【原作小説】
色違いのトランプ/宮部みゆき

皆さんはもうこの曲聴いて、小説も読みましたか?
僕はYOASOBI好きなんですけど、まず曲聴いて→好きだったら原作読む→YouTubeでPV見直す
のが大方のルーティーンなんです。
そして、(僕的に)久々来ました、大当たり曲。
もう今熱量が爆上がりしているので、本当は誰かと共有できたら幸せなのですが、とりあえず僕的な解釈を書き殴り、自己満足に浸らせて下さい(笑)
宣伝とかじゃない為ガッツリ小説のネタバレしていくので、自分で結末を知りたい方はご遠慮くださった方が良いと思います😁
それではまずあらすじから。
舞台は日本。量子加速器の爆発の影響で突如次元の裂け目ができ、その向こうに今の世界と瓜二つの世界が見つかりました。そちらの世界では人間や環境はほぼ同じですが、歴史に多少違いがあり、第二境界の日本は軍事政権の独裁国家であり、情勢が不安定でした。便宜上人々は、元々の世界を「第一境界」、新しく見つかった世界を「第二境界」と分け、限られた場合を除き、両世界の往来は禁止されていました。
ある日、宗一の元に「第二境界の夏穂がテロを起こしたので、第一境界の夏穂を保護した」と連絡が入ります。
宗一と瞳子は大人しい性格でしたが、娘の夏穂は正義感が強く、悪いことは見逃せない非常に活発な子で、いじめっ子に挑み名誉の勲章として目尻に傷を負います。反面、第二境界の夏穂は泣き虫で臆病な性格でした。
やっとの思いで夏穂に再会できた宗一でしたが、帰宅しようとした途端、突如空間に裂け目ができ、中から、逮捕された仲間を奪還する為に、エネルギー銃を持った夏穂が現れます。そこで、実は以前から両世界間の夏穂は入れ替わっていたことを聞かされます。第一境界の宗一は平和主義(夏穂曰く呑気)な性格で、娘の夏穂は「弱者が虐げられる世界」が許せない。第二境界の宗一は革命軍のトップで、メンバーから「ファーザー」と呼ばれる存在だが、娘の夏穂は平穏な生活がしたい。この親と子がそれぞれの世界でチグハグになっているかのような運命を「色違いのトランプ=形は同じだが、色が違う」と表現しており、2人の夏穂はそれぞれに合った色に合わせる事にしました。(ちなみ、2人が入れ替わった事に母親の瞳子はすぐに気付いたようですが、思春期によくある理由で父親と娘の距離感が少し遠かったので宗一は気付けなかったようです💧)
その後、仲間を奪還した第一夏穂は、本来の父親に感謝と別れを告げ、第二世界を変えるべくファーザーの元へ帰り、第二夏穂は宗一と瞳子の元で穏やかな生活を送ることとなります。家族全員で法律上の犯罪者となる運命を受け入れて、それぞれ自分らしく生きていく未来へ歩き出しました。
びっくりするくらいザックリ説明するとこんな感じでしょうか(笑)
続いて、「楽曲と小説のリンク 〜Ayaseのメロディを添えて〜」になります🤣
※:曲解説
♤:歌詞
♡:俺的解釈
〜前奏〜
※スケールはCマイナーです。暗めの印象のイントロから始まります。個人的にこのメロディラインめっちゃ好き。
〜Aメロ1・2〜
♤:鏡写しかのような 瓜二つの世界にそれぞれ生まれた二人の私
♡:そのままの意味ですね💡
♤:在るべき場所が違ったか 神様が間違ったか 同じ姿形中身は真反対
♡:作中では「トンビが鷹を生む」と表現されていましたが、現実世界でもパラレルワールド説で考えれば面白いですよね。
♤:違和感はどうやらずっと前に育ってた パパもママも大事に思ってる
♡:両親は大切だけど、夏穂もどこか価値観の違いを感じてた様子
♤:だけど私はどうやら 此処じゃ私じゃないから 赤は赤に黒は黒に戻るの
♡:第二夏穂の事を知って、「もし生まれた世界が反対だったのだとしたら…」→「お互い在るべき場所に帰った方がいい」と至ったのですかね🤔
〜Bメロ1〜
♤:次元を隔てた向こう側の世界じゃ 今日だって残酷な悪魔が鳴いている
♡:第二境界では今も情勢が不安定で、一部の人間のみが甘い汁を吸い、弱者が虐げられている(どこかの国のようですね😅)。PVではピストルで誰かが撃たれるシーンとSE(効果音)がリンクしてます。
♤:あっちの私は怖がりで泣き虫なの 見て見ぬ振りできないから
♡:臆病な第二夏穂と、そんな世界を無視できない第一夏穂。
〜サビ1〜
※ここでスケールがCマイナーからCメジャーに転調します。一気に明るく親しみやすいスケールになります。決意した夏穂の前向きな心情を表しているのだと思います。余談ですが、最近のJ-POPにCメジャーを持ってくるのはかなり少ないと思いますが、それをこんな形でぶっ込んでくるAyaseさんはやっぱヤバい😍
♤:これじゃハッピーエンドとはいかない それじゃ救いに行くね世界 こんな乱暴な私を許して きっとやり遂げるから
♡:自分だけの決断で、ファーザーと共に第二境界を変える事を決意した第一夏穂。
♤:これはバッドエンドなんかじゃない どこに居たとしても私は世界で一人のオリジナル 誇らしく思ってくれたら嬉しいな
♡:「これは悲しい事じゃなくて、どこにいたとしても私は私だから、ずっと見守っててね」という事かと🤔
〜Bメロ2〜
♤:境界の線で切り分けたこちら側の世界じゃ 今日だって呑気な天使があくびする
♡:第一境界では相変わらず平和が続いている。PVであくびしているのは歩哨の兵士ですが、「呑気な天使」とは宗一と瞳子の事だと思われ(作中で夏穂は宗一を「呑気」と言っています)、一番の「残酷な悪魔」との対比だと思われます。
♤:気付いてしまった悪は見逃せないから 帰り道を交換しよう
♡:第二境界の実情を知った今、入れ替わる事を決意した第一夏穂
〜サビ2〜
♤:私が希望になるの お別れは少し寂しいけれど いつか目尻に作った傷も 理不尽に立ち向かった証だから
♡:「目尻の傷」とは幼い夏穂がいじめられている友達を救った際に、いじめっ子に付けられた傷。昔から「悪に立ち向かう姿勢は変わっていない」という証です。
〜ラストサビ〜
※ここでさらにCメジャーからC#メジャーに転調し、最高潮に盛り上がりを演出します。
♤:いつかハッピーエンドになるまで 世界を相手に戦うの こんな乱暴な私をずっと愛してくれてありがとう
♡:初めて曲を聴いた時に「1番で救いに行った世界と戦うの?」と思いましたが、1番の「世界」=虐げられている弱者で、ラストの「世界」は独裁者達であると思われます。こういう言葉遊び最高。
最近はあまり良好な関係ではなかった父と娘ですが、お互いを大切に思い合っていた事がわかるフレーズです。僕はここで泣きました(笑)
♤:これはバッドエンドなんかじゃない どこに居たとしても私は あなたの唯一無二のオリジナル 誇らしく生きるよ
♡:この別れは悲しい事じゃない。どっちの夏穂も自分で望んだ道を進むことを誇りに思っています。ここでの「あなた」は宗一と瞳子を指していると考えます💡
♤:さあ在るべき場所に帰ろう さよならを告げたセブンティーン
♡:色違いのトランプの色を合わせた二人の夏穂、それは17歳の時でした。
〜後奏〜
※最後の2(3?)小節でC#メジャーからEマイナーに転調します。
♡:普通の曲なら最高に盛り上がって、気持ちよく終わる場面で、急にマイナースケールへ転調💦 これは通常C→Eの転調ではシンプルに盛り上がるのですが、そこをマイナーにすることで
「ヒートアップとクールダウン」=「希望と不安」を演出しているのではないかと思います。
作品の結末では二人の夏穂が望んだ人生を歩み出すも、「往来が禁止されている世界での入れ替わり」=「容疑者(証拠がないから)」という負の要素も抱えながら生きていく。
といった絶妙な人生観を演出しているのではないかと思いました。
正解はわからないけど、こんな感じで曲聴くとマジで印象変わるので、できれば小説を読んでからもっかいYouTube見てみてください😍
そして、共感してくださる方や違った見方なんかもコメントくれたら、凄く嬉しいです🎶
長くなりましたが、バチクソ楽しかったな(笑)
最後までお付き合いいただいた方ありがとうございました!
ぜひコメントください✨


コメント